FXトレードでナカナカ勝ち切れない?それはトレードではなく、トレード対象が原因の可能性があります。
トレードの対象としては上級者向けの部分もある通貨ペアや為替自体を避けて、勝ち易い対象ならトレードで勝ち切ることができるかもしれませんよ。
トレードで勝ち切るための試行錯誤の際、トレード手法という観点だけではなく、広い視野でトレード対象を考えてはいかがでしょうか。
どの商品にも通用するトレード手法はない
株式、為替、商品、仮想通貨、各種先物など、様々なトレード可能な商品があります。その中でも株式なら世界に何千種類以上もの銘柄があり、トレードの対象は星の数ほど存在します。
ではその星の数ほどあるトレード対象について、例えば同じテクニカル指標のトレード手法が通じるかといえば、決してそんなことはありません。簡単な例をあげれば、株式で出来高の多い銘柄と出来高の少ない銘柄は全く値動きが異なるので、同じトレード手法は通用しません。各商品にそれぞれの個性があるため、普遍的にどの商品でも通用するトレード手法は簡単には見い出せないのが現実です。
為替はトレード対象としては上級者の商品?
平日24時間取引可能なFXは、トレード初心者がいつでもトレードできる投資対象として知られています。
しかし24時間取引可能=初心者でも勝ち易い、という公式は成り立ちません。寧ろトレード回数が増えると負け易くなる傾向がある中で、トレード回数を増やす、というのは非常にリスクのある選択です。
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また現物の株式の場合、特に個人は買いから入る場合が殆どであり特に利益成長している銘柄は、基本的には上昇し易い傾向にあります。また商品先物の場合、作柄や生産コストなどのファンダメンタル要因があるものの、為替は値動きの根本的な理由は存在しません(ただし金利から大きな影響は受けている)。
よって為替はトレード対象としては比較的難しい部類に入ります。
簡単な商品をトレードする、という視点
FXトレードの場合、USD/JPYのみをトレードする、というトレーダーもいます。確かにUSD/JPYの専門家になることで、勝ち組トレーダーになる方法は一理あります。
ただし為替市場にはUSD/JPY以外にも様々な通貨ペアがあり、その中でもトレンドが継続している・継続しやすい通貨ペアが存在します。USD/JPYにこだわる方法もあり、トレンドが発生しており順張りトレードがしやすい=勝ち易い通貨ペアを選んでトレードする、という選択肢も存在します。
また為替市場のみならず、先物市場や株式市場などにも視野を広げて、トレードがしやすい=勝ち易い対象でトレードすることも選択肢です。
2018年のビットコイン市場を振り返れば、何も考えずにロングポジションを持つだけで利益が出ていた状態が長く続きました。年中そんな状態の市場は殆どありませんが、月間を通して見れば上昇や下落トレンドが続く商品は存在します。よって、分かりやすい値動きを見せる商品を選んでトレードする、という視野を広げてトレード方法を考える価値はあります。
・チャートを見ると少なくともトレードが難しい商品はスグ分かります
ポジポジ病の言い訳にならぬよう注意が必要
多通貨ペアや複数の商品をトレードを行う際に注意が必要なのは、ポジポジ病の言い訳にしてはいけない、という点です。
モニターの前に座ったらポジションを持ちたくて仕方なくなるポジポジ病の状態では、まずトレードでは勝てません。複数の通貨ペアや商品を見ることで、結果的に常にどこかにポジションを持つ機会がないかを探し回る・・・、ということになれば、結局ポジポジ病の発病であり、資金を減らす結果を迎えます。
待てない投資家はまず勝てません。待てない理由として複数の通貨ペアなどを監視するなら、USD/JPYなどに特化してエントリーを待つトレードを行うほうがマシです。
確かに複数の通貨ペア等を監視することで結果的にトレード機会は増えますが、ポジポジ病の言い訳とせぬよう十分ご注意下さい。
関連記事:ポジポジ病は簡単に治らない!最初はポジポジ病を踏まえた対策を取るしかない
まとめ
FX投資家の間では、USD/JPYなど特定の通貨に特化するか、多通貨をトレードするか、という点は常に議論の対象です。そしてそれに加えて、為替以外の商品もトレードする、という選択肢もあります。
世界中には様々なトレード対象があるため、為替以上に簡単にトレードで勝てる商品が眠っている可能性もあります。
もし特定の通貨ペアやFX特化でトレードがうまくいっていないようなら、勝ち易い、という観点で様々な金融商品のチャートをご覧になってはいかがでしょうか。(事務局)
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