気が付くとチャンスを待てずにルール外のトレードをして負けている・・・、それはポジポジ病の発症によるものです。
FXトレードにおいて大敵といえるポジポジ病。人間は簡単に変われないため、最初の段階ではポジポジ病の存在を前提とする対応が有効です。
投資家は程度の差こそあれ誰しもポジポジ病
サラリーマンやOLがFXトレードをしようと思い、会社から帰ってPCの前で準備します。しかし待てど暮らせどエントリーの機会が来ない・・・、そんな場面に耐えられますか?殆どの人は我慢できません。せっかく作った時間に何故トレードできない?、との思いが募り、ルールを無視してトレードしてしまう。FXの兼業投資家のあるあるではないでしょうか。
その場合、タマにうまくいっても総合的には損失で終わります。冷静に考えれば当たり前です、勝てるかどうか分からないルール外のトレードをしている訳なので。なぜルールを守れないのか?それはポジポジ病だからです。しかしトレードしようと思ってPCのモニターの前に座れば、誰だってポジポジ病になります。
人間は簡単に変われない=ポジポジ病は簡単には治らない
ポジポジ病さえ克服すれば、ルール外のトレードをせずにすむのに・・・、と誰しも思います。しかし考えてください、三つ子の魂百までも、との諺があるくらいです。ルール外のトレードに悩んでいるのはあなただけではありませんよ。人間は簡単に変われませんし、更にFXというお金のかかった分野での対応です、簡単に本性は変わりません。
人間の本性やお金が関与しているFXを冷静に考えると、メンタル強化のハードルは相当高い、ということが分かります。
ポジポジ病への対応は、メンタルを強化してポジポジ病を克服する、という行為自体は不可能ではないものの、非常に高いハードルがある、という点を認識する必要があります。
・あーまたルール外のエントリーしてしまった、よくありますよね?
ポジポジ病は治らない前提で対応策を考える
ポジポジ病は治らない、と考えると逆に気が楽になります。よって次に対応すべきは、ポジポジ病を前提とした対応方法です。
具体的には下記方法があります。
・成行でエントリーせず指値及び逆指値のみでエントリーする。
・期待値の高いトレードルールを見つけてルール通りのトレードを厳守する
・FXは小額資金でのトレードに留める
・日足を利用したスイングトレードを行う
・スマートフォンでのトレードを禁止する等
ポジポジ病の抜本的治療にはなりませんが、ポジポジ病の存在を前提とすることで上記などの様々な対応策を考えることができます。
ベテラントレーダーがポジポジ病ではないのは勝てるトレードが分かっているから
既にFXで勝ち切ることのできるベテラントレーダーはポジポジ病を克服できています。ただし恐らく本質的な所ではポジポジ病の方が殆どです。
ベテラントレーダーがなぜポジポジ病を発症しないかといえば、勝てると分かっている所でしかトレードをしないから。1回1回のエントリーの勝ち負けは蓋を開けてみないと分からないものの、自らの手法が最終的に勝てる=期待値がプラスと分かっているから、敢えて変な所で手出しをする必要はありません。上記の項目では「期待値の高いトレードルールを見つけルール通りのトレードを厳守する」に該当します。
最終的に勝てる方法が分かっているなら、焦ってトレードして損する必要はありませんよね。FX初心者がスグ実行できる対応策ではありませんが、逆にトレードがうまくなると自然とポジポジ病は克服されると考えることができます。
FXで負けている方は、原因は手法ではなくポジポジ病にある方も多いといえます。そしてポジポジ病の克服の必要性を感じつつも、対応方法が分からず悩んでいる方多いのでは?
ポジポジ病の克服方法はFX投資家にとって非常に奥の深いテーマです。しかし最初の段階では“簡単には治らない”と開き直って対応策を考えることで様々な道が拓けてきます。
何となくトレードルールを破ってしまい、結果的にいつも負けている。そんな状態なら一度ポジポジ病を自覚して、そしてポジポジは治らない前提で対応策を考えてはいかがでしょうか?手法以外の部分に存在する大きな穴をふさぐことができるかもしれませんよ。(事務局)
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