FXで必要なのは生き残ること!、“勝つ”から“生き残る”への意識転換のススメ

初心者向け

FXの世界では数年前の出来事も忘れ去られてしまう傾向にあります。よって数年で景色が一変します。

生き残ること自体に価値があるFXの世界ですが、これまで勝てていないなら、意識を“勝つ”から“生き残る”に変えてはいかがでしょうか?

ホンの少し意識を転換することで、見えてくるものはたくさんありますよ。

動かないUSD/JPYは2011年~2012年にもあった

2019年はUSD/JPYが動きません。月足チャートを見るとUSD/JPYは2017年以降の値動きが停滞しており、2017年・2018年・2019年と年を経る毎に値動きが縮むスクイーズ状態に入っていることが分かります。


・USD/JPYの年足(TradingViewより)

ただし株式市場でアベノミクス相場が始まる前、2011年頃もUSD/JPYがあまり動かず、USD/JPY=動かない通貨ペア、と認定されていた時代がありました。既に当時を覚えているFXトレーダーは、殆ど残っていないのではないでしょうか?、また月足チャートを見ると2015年も殆ど値動きが生じていません。

当時のUSD/JPYを知っていれば、今年のUSD/JPYに値動きを期待することはありませんし、少なくとも“動かないから焦る”という感覚に迫られて無理にトレードすることはありません。

数年で景色が一変するFX業界

2011年や2015年の動かないUSD/JPY相場を記憶するFX投資家が少ないのは、既に退場を余儀なくされた投資家が多い、という理由が大半です。大金を稼いで引退した、というハッピーエンドなら問題ありませんが、殆どの投資家はそうはなっていません。

例えば2013年からの円安時代に、それまでの円高時代の流れのまま、円高にポジションを傾けてニッチモサッチもいかなくなり退場を余儀なくされた、というのは1つの退場の王道パターンです。またスキャルピング、デイトレード、スイングトレードと様々な手法を試してうまくいかず、何をどうしたらよいか分からないまま退場せざるを得なくなった、というケースも沢山あると考えられます。

相場に「たら」「れば」は禁物ですが、FX業界では「たら」「れば」で過去を語れる人の数が驚くほど少ない現実もあります。数年前FX業界で有名だった〇〇さんの名前を最近聞かない、というケースはざらにあります。

よって現在ツイッターやYoutubeなどで有名なFX投資家の方々も、数年後そのままの姿でいられるのか、何の保証もありません。

生き残るだけで価値があるFX業界

上記で説明したように、数年でFX業界の景色は一変します。よって2019年末の現在、2011年から2012年の動かないUSD/JPY相場を語ることができるだけでも、存在価値があります。

FXでは“生き残っている”というだけでも存在価値や希少価値があります。FX投資を手掛けると、“勝ちたい”という意識が先に来ます。その結果、何も考えず根拠ないトレードを繰り返したり、資金管理を考えずにリスクを取り過ぎたり、指標の確認をせずにエントリーして大型指標にやられたり、と様々な痛い目にあいます。そしてFXトレードから立ち去る方が多数となります。

よって“勝つ”というより“生き残る”という方向に若干意識の方向転換を行うと、これまでとは異なるFXとの付き合い方を発見できます。生き残り重視の意識となると、“分からない時はやらない”という部分に早い段階で気付きます。そこに気付くことができれば、FXで生き残る確率は大きく上がります。ホンの少しの意識の違いですが、生き残りのための第一歩としては、非常に大きな一歩です。

FXトレードでなかなか勝てないようなら、“勝つ”から“生き残る”へ意識の転換をしてはいかがでしょうか?目先で大きく勝てる訳ではありませんが、そもそも大きく勝ってない状態なので、失うものはありません。

“生き残る”だけでも希少価値のあるFX業界、意識を若干変えて生き残る努力をすることで、見えてくるものもたくさんありますよ。(事務局)

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