10年以上愛用の自作インジケーター、Sweet Bandについて

インジケーター

ブログ管理人は、様々なFXトレード用のインジケーター開発を手掛けて参りました。そして現在も、自ら開発したボラティリティベースのチャートを利用してトレードを行っています。

数多くのインジ開発を行いましたが、10年以上利用中のインジがあります。それがSweet Bandです。自ら開発した愛用のインジSweet Bandについて、その考え方や利用方法を簡単にご紹介します。

Sweet Bandはチャートに層構造を表示する

Sweet Bandはフィボナッチ数列の比率を利用して、チャートに層構造を表示するインジケーターです。レートが各層の中でどのように変動するかを予想することが、Sweet Band利用の最大のポイントです。

Sweet Bandの根本にある考え方は、「相場は一定期間の最高値・最安値(Peak to Peak)に対して、その後に起こる値動き(波動)はより小さいリバウンド現象を繰り返しながら、落ち着くところに落ち着く」というものです。大波が押し寄せるとその後はしばらく沈静化して次の動きがあるまで一定のレンジ内にとどまり、更にまたブレイクして大きな動きになっていく、というイメージです。

そして前日の高値と安値に加え、フィボナッチ数列の比率からSweet Bandは計算され表示されます。

Sweet Bandの簡単な見方

Sweet Bandを表示させると、チャートに層構造の表示がなされます。チャートには色の付いたSweet Bandと、色のない領域(Natural Band)が表示され、チャートはSweet Bandの領域とNatural Bandの領域の2種類の領域に色分けがなされます。

本チャートでのポイントはSweet Band内でのレートの動きです。Sweet Bandにレートが入ると、

①反転する
②値動きが加速する
③動かなくなる

上記3種類の値動きを見せることが多くなります。①~③のどの動きとなるかはケースバイケースですが、いずれのケースであってもSweet Bandが相場の節目となる可能性が高まります。

Sweet Bandに対してレートがどのように動くかを見極めることが、トレードをうまく行うポイントです。ただしSweet Bandが値動きの節目となる、という点のみを意識するだけでも、充分な利用価値のあるインジケーターです。

Sweet Bandは4h Sweet Band、Daily Sweet Band、Weekly Sweet Bandの3種類が存在

節目の価格帯となる可能性の高いSweet Bandには4時間足、日足、週足の3種類があります。(別途、月足版も存在)

スキャルピングには4h Sweet Band、デイトレードにはDaily Sweet Band、スイングトレードにはWeekly Sweet Bandなど、トレードスタイルにより使い分けることが有用です。

またチャートが見にくくなりますが、3種類のSweet Bandを表示させると3種類のBandが重なる地点では、特に値動きのポイントとなりやすい傾向にあります。

Sweet Bandのチャート具体例


・4hSweet Band


・Daily Sweet Band


・Weekly Sweet Band


・4h、Daily、Weeklyの3種類のSweet Bandを同時に表示

もう一歩進んだSweet Bandの見方

複数のSweet Bandを表示すると、Sweet Band同士が重複し表示される部分がある(色が変化する)。Sweet Bandの重複部分を目指して為替レートは動く傾向がある。ローソク足チャートの窓埋めに類似の考え方です。よってSweet Bandの重複がどこにあるかを探して、次の値動きを予想ができます。

Sweet Bandを活用する際は時間足の異なる複数のSweet Bandを表示して重複部分を探してトレードすることで次の目標値を探りながらのトレードが可能です。


・Sweet Bandの重複例1(USD/JPY15分足)


・Sweet Bandの重複例2(EUR/JPY1時間足)

まとめ

Sweet Bandは時間足チャートはもとよりボラティリティチャートへの表示も可能であり、10年以上に渡り愛用中のインジケーターです。

Sweet Bandの見方には慣れも必要ですが、トレードの決済用途としての利用はそれ程の慣れもなく利用可能です。

かつて海外の女性トレーダーから、Sweet Bandを利用したスキャルピングで億トレになった、と連絡があったこともあります(信じるかどうかはあなた次第ですが・・・)。

どんなインジケーターでも100%相場の値動きを当てることはできません。その意味ではSweet Bandも値動きが当たることもあれば、外れることもあります。ただしSweet Bandが値動きの節目となるケースは多くあり、自ら長年に渡り愛用するインジとなっています。

以上、簡単ながら自作の愛用インジSweet Bandのご紹介をさせていただきました。(事務局)

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