海外の祝日を把握する重要性、指標だけではなく祝日も確認を!

投資タイミング

FXトレードの際に海外の祝日の確認をしていますか?指標発表日時の確認はしていても、祝日の確認が抜けてしまうことは、ベテランでもやってしまいがちです。

ミスした側が負けるテニスに似たFXトレードですが、カレンダーに海外の祝日を記入することで、値動きのないタイミングでポジションを取り資金やメンタルが消耗する事態を簡単に防ぐことができますよ。

指標の重要性は殆どのFX投資家が分かっている!

FXトレードを行う際、多少でも経験があれば指標発表の重要性は誰しも理解しています。トレードの際は事前に指標発表の日時を確認することは、FXトレーダーにとって日常業務の一環です。ポジションを取った後、急にレートが動いたと思ったら雇用統計の発表だった・・・、というミスはベテランでも初心者の頃に必ずやっています。

雇用統計(米国が有名ですが、豪州やカナダなどでも存在)、FOMC後のFRB議長会見、ECB総裁会見、各国のGDP発表等、大きく相場が動くきっかけとなる指標は複数存在します。殆ど毎日世界中で何かしらの指標発表が行われており、全ての内容の把握までは必要ありませんが、大きく動く可能性のある指標の発表日時の把握は、FX投資家にとって避けて通ることはできません。

各国の祝日の確認も同時に行いたい

多くのFX投資家は指標発表日時の確認の重要性は理解しています。しかし意外に見落としてしまうのが主要各国の祝日です。主要国が祝日の日は為替市場の動きが鈍くなります。

祝日でなくとも東京時間は値動きが乏しい時間帯ですが、日本が祝日の際の東京時間は更に値動きが少なくなります。会社休みの祝日の日中にFXトレードを行うことはオススメしませんが、値動きの乏しさを実感するためだけに、モノは試しに祝日の東京時間のチャートを監視することは面白い試みとなります。

関連記事:FXにおける時間帯の重要性、24時間取引可能だが3つの顔を持つ為替市場

世界各国で祝日が設定されています。特に英米が祝日の際はロンドン時間、ニューヨーク時間という値動きのある時間帯の値動きが無くなります。ポジションを取った後に値動きが生じずに、確認したら欧米の祝日だった・・・、というミスはベテラントレーダーも案外やってしまいがちです。

指標発表に比べるとミスをした際の被害はまだ少なく済みますが、それでも事前の確認作業を行うだけで避けることができるミスです。

月1回祝日の確認をして、カレンダーに各国の祝日を記入するだけで充分対応が可能であり、指標発表と合わせて各国の祝日は事前に必ず確認するべき内容です。


・案外ベテラン勢も祝日はド忘れしているケースがあります

祝日などを考慮すると1年間で約10カ月しかFXトレードはできない計算に

雇用統計、FOMC後のFRB議長会見など重要指標の発表日はレートが飛ぶ可能性がありトレードを見送り、また主要国の祝日の日はレートが動かない可能性が高いのでトレードを見送ることは、分からない所ではエントリーしないという、FXで勝ち切るために取りうる有効な選択肢です。

トレード機会が多く感じるFXですが、上記のようにトレードしない・できない日を決めてゆくと、最終的に1年で10カ月程度しかトレードできなくなります。年末はクリスマス休暇前から値動きが極端に無くなるため、1~2週間はノートレードとせざるを得なくなり、8月も前半から中盤は同様です。両者だけで4週間=1カ月がなくなります。

平日はいつでもトレードできるFXですが、逆にいつでもトレードできるため、負けも発生しやすい一面があります。重要な指標発表日や主要国の祝日はトレードしない、と決めて、年間10カ月程度しかトレードできる日はない、と割り切ってしまうことで新しいFXとの向き合い方ができます。

祝日を知ることでミスを減らすことができる

FXトレードはテニスに類似の部分があります。テニスはミスした選手が先に負けます。よっていかにミスしないか、という点が対戦相手に勝つための必要条件です。

FXも同様に、いかにミスしないか、が勝ち切るための重要な要素です。よって指標の発表日時の確認に加えて主要国の祝日の確認を事前に行うことは、ミスを減らすための重要な手段となります。

ベテラン勢でも意外に抜けてしまうことのある主要国の祝日の確認は、カレンダーに月1回メモしてトレード前に確認する程度で充分です。指標発表だけではなく祝日の確認も行い、確認漏れで資金やメンタルの消耗を避けるようにしたいものですね。(事務局)

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