無理に12月にトレードする必要はない、分からない時には手を出さない!

初心者向け

分からないものには手を出さない!投資で損をしないための鉄則です。この鉄則は主に投資商品に対して使われますが、投資のタイミングでも同様のことがいえます。

12月など値動きが読みにくいタイミングでは、手を出さないことで最終的な利益を残し易くなります。

分からない時には手を出さない、そんな努力もしてはいかがでしょうか?

極端に動くか・動かないかに分かれる12月相場

2019年は特に秋以降、為替市場の値動きが少なくなりました。しかし12月に入り更に値動きが少なくなっています。ただし動く時は一気に動く、そんな状態です。

ただし足元の12月相場はイレギュラーかといえば、12月の特徴的な値動きといえます。

“ポジションを持ったのはよいけれど、動かずにジリジリと焦ってメンタルが消耗する。だけど気付いた時にはアッという間に動いており、値位置的に不利なポイントで手仕舞いを余儀なくされる・・・。”

動く時と動かない時がハッキリ分かれる、12月相場にはこのような傾向があります。


・12月の為替市場はそれほど動かないのに急発進するので事故が多い?

12月はトレードしないという選択肢も存在する

海外勢中心に、12月はトレードしない、という選択肢を取る上手い投資家も多いようです。極端な値動きを見せる12月は、勝てる時はボロ勝ち出来る一方で負ける時はコテンパンにやられます。よって11月までに積上げた利益を12月に一気に吐き出してしまう可能性があります。失うものが何もない投資家であれば、12月に一発逆転の勝負に出ることもできますが、11月まで年間を通じて勝ちを残すような上手い投資家はそんなバクチは打ちません。

よって“年間の勝ちを残す”という観点では、12月にトレードを行わない、と判断することは合理的な一面があります。FXでは生き残ること自体に価値があります。勝てるかどうか分からない12月は勝負しない、という判断は生存率の向上にもつながります。

関連記事;FXで必要なのは生き残ること!、“勝つ”から“生き残る”への意識転換のススメ

クリスマスが近くなると特に注意が必要

欧米ではクリスマス休暇が重視されます。12月に参入しているトレーダーや投資家も、クリスマスが近付くと徐々に資金を引き揚げます。よってクリスマスが近付くにつれ、12月特有の値動きは更に加速する傾向にあります。

よって12月にトレードを行う場合でも、特にクリスマス前後の値動きは要注意です。東京・ロンドン・ニューヨークの各時間を通じて殆ど値動きが無いのにあるタイミングだけ一気に動く(多くのケースで行って来いになる)、そんな値動きが生じる可能性があります。


・全体的にトレードしにくい12月相場ですが、特にクリスマスの前後に注意が必要

特定のタイミングによる値動きの特徴を知れば不必要な手出しをしなくなる

12月が典型例ですが、他にも季節要因やタイミングで特徴的な値動きが生じることがあります。雇用統計後の激しい値動きはその代表例です。

雇用統計の前に理由なくポジション取りますか?取りませんよね。それと一緒で特殊な値動きを見せるタイミングが分かっていれば、そのタイミングではポジションを取らない、という行動を取ることで、無駄な損失を出さずに済みます。雇用統計、12月相場、他にもFOMC後のFRB議長会見等、様々なケースが該当します。

分からないものには手を出さない、という事は投資で損をしないための必須項目ですが、それは投資商品だけでなく、投資タイミングにも該当します。

短期的には雇用統計やFOMC後のFRB議長会見、長期的には12月相場など、タイミングによって特徴的な値動きを見せ、トレードが難しい局面となるケースがしばしばあります。よって短期・中期・長期の各タイミングに応じた値動きの特徴を見出すことができれば、少なくともトレードしてはいけない場所が見つかります。そして結果的に不必要な=期待値の低いトレードを減らすことができます。

12月など値動きが読みにくいタイミングをリストアップして、そのタイミングではポジションを取らない努力をしてはいかがでしょうか?負けを減らす、という観点で意外に効果的です。お試しください。(事務局)

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