為替市場には東京・ロンドン・ニューヨークの3つの時間帯が存在します。平日は24時間取引可能なFXですが、時間帯によって値動きの性格が異なります。
時間帯の意識を持つことはFXで勝ち切るための重要なピースとなります。FXトレードで重要となる、各時間帯について解説いたします。
FXは平日24時間取引可能、ただし初心者にはデメリットも
FXは平日24時間取引可能です。株式取引は平日9~15時の取引であり日中仕事を持つサラリーマンやOLは事前に注文を入れることでしか取引できません。しかしFXは仕事が終り帰宅してから動いている為替市場で取引ができます。
しかし24時間取引可能というFXの特徴は、メリットとして鵜呑みにすると怪我をします。区切りがないため、ダラダラとポジションを持ち越しがちです、よってズルズルと含み損を抱えた結果、損切りする頃には多額の損失になってしまった・・・、FX初心者が最初の頃にやりがちな失敗です。
また経験者なら分かっている、動かない日や動かない時間帯に取引をして、その結果動かないレートでメンタルを消耗することも。単に知っているか・知らないかだけの問題です。しかし24時間市場がオープンしているが故に、本来トレードすべきではないタイミングでポジションを取ってしまう可能性があります。
時間帯同様、時期も大切で、12月はクセのある値動きを見せるケースが多くなります。詳しくは下記で解説していますのでご参考ください。
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3つの時間帯への意識は最低限必要
為替市場は24時間オープンしていますが、24時間同じ状態が続く訳ではありません。時間帯によって主要プレイヤーが異なるため、それぞれの異なる顔を見せます。為替市場は3種類から構成されている、と簡単に考えることが為替市場の理解を深める大きな一歩となります。
・東京市場
・ロンドン時間
・ニューウヨーク時間
上記に加えて上海時間も意識されることもありますが、中国は為替市場が自由化されていないため、大枠では上記3つの区分けで問題ありません。
東京時間、8~26時頃
日本人が主要プレイヤーです。投機的な値動きは少ない反面、あまり値動きが生じない傾向に。
日中に仕事を持つサラリーマン・OLが取引を行う機会は殆どありませんが、突発的な値動きがあまり生じないため、着実にを稼ぐ手法が機能しやすい時間帯です。
ロンドン時間、16~23時頃
世界で最も為替取引が盛んな時間帯がロンドン時間です。金融市場＝米国、のイメージがありますが、為替に限れば現在も取引の中心はイギリスのロンドンにあります。よってイギリスの日中にあたるロンドン時間は、為替が最も活発に取引される時間帯です。
ロンドン時間の特徴は、東京時間の値動きをブレイクする値動きにあります。小動きの展開となるケースが多い東京時間ですが、ロンドン時間は東京時間の値動きのブレイクを仕掛けるケースが非常に多く発生します。東京時間の高値・安値をブレイクして、東京時間にポジションを持ったプレイヤーの損切りが値動きのエネルギーとなる、そんなイメージです。
ニューヨーク時間、23~5時頃
世界最大の株式市場を有するアメリカが中心となる時間帯です。値動きのあるロンドン時間を受けて、更に値動きが加速するケース及びロンドン時間とは逆の方向に動く両者のケースがあります。東京時間やロンドン時間に比べると、値動きのパターンが多くなります。
世界のあらゆるプレイヤーが集まる時間帯でもあり、突発的にV字的な値動きが生じるケースも多く、攻略難易度の高い時間帯です。日中仕事を持つサラリーマン・OLが主戦場とせざるを得ない時間帯ですが、最低限ロンドン時間の値動きに対してどう動くのか、という意識を持つ必要があります。
・為替市場は東京時間、ロンドン時間・ニューヨーク時間の3つに大別できます
どんな時間帯でトレードするかの意識をまず持つこと
特に短期トレードの場合は、どの時間帯でトレードをするのかと、いう意識が非常に重要です。東京時間は確かに値動きが分かり易く勝ちやすい反面、大きなpipsは狙えません。逆に大きく狙いに行くと、せっかくの含み益がロンドン時間に損切りとなる可能性が高まります。
ニューヨーク時間は大きな伸びが期待できる反面、V字チャートで行って来いとなり、含み益が1時間後には損切りとなるケースも頻発します。
この時間帯はこの値動きが発生する、と100%の確率で発生する訳ではありません。ただし大きな流れの傾向は時間帯によって存在します。時間帯への意識を持つことで、時間帯に応じたトレード手法や対応方法も考えることができます。
指標の発表タイミングの重要性はいうまでもありませんが、時間帯の意識も重要です。時間帯を意識することは、FXで勝ち切るための重要なピースとなりえます。もしこれまでトレードの時間帯について意識をしていないようなら、一度トレードする時間帯の特徴を調べて、それを自分のトレードにどう取り入れるかを考えてはいかがでしょうか？思わぬ発見があるかもしれませんよ。（事務局）
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