新作『Close To The Edge』の概要について、最初の解説

Close To The Edge

新しいFXトレードシステムとして『Close To The Edge』を開発した。ボラティリティベースのチャートの活用により、ダマシを回避して有効性のあるサインを出すことを突き詰めている。裁量トレードでの利用も可能だが、EAを活用することで完全自動売買も可能だ。

まずは簡単に『Close To The Edge』の概要を説明したい。

新作『Close To The Edge』の開発に至るまで

今回新作のFXトレードツール『Close To The Edge』(クロス・トゥ・ディ・エッジ)を開発した。これまで10年以上に渡り様々なFXトレードツールの開発を手掛けてきた。現在も自らのトレードで利用しているSweet Bandから始まり、当初は時間足チャートでインジの開発を行った。その後、6~7年前よりボラティリティベースの練行足チャートの取り組みを開始した。3年前に『Singular Core』として1つの到達点に達したが、その後様々な最適化を行い今回の『Close To The Edge』に至っている。

今回の『Close To The Edge』はポンドを含め各通貨ペアのクセにも対応しており、どのような通貨ペアでも対応可能だ。また更にビットコインや日経225への対応も予定している。

『Close To The Edge』チャートの基本構造

『Close To The Edge』のチャートは、通常の練行足と異なる仕様で作成されている。練行足は四角のBOXがボラティリティとともに上下に移動するが、『Close To The Edge』はBOXがずれて重なる仕様である。この仕様により相場の転換点がクリアになる。

『Close To The Edge』の基本的な画像は下記である。

相場の転換点がチャート自体でクリアに分かるのがご覧頂けると思う。またインジとしては矢印のみのシンプルな表示であるが、ダマシを回避して有効性あるサインを出すことを突き詰めている。矢印の点灯後にエントリーを行うが、矢印はセンターラインが白色の際はダマシ回避で表示させない仕様としている。白線は前回のトレンドの長さを計算した上で次の白線の長さを決定している。よって転換後の白線の長さは前のトレンドの長さに左右される。この白線の長さを調整することで短期間に相場が上下に大きく変動する際のダマシの回避が可能だ。

しかし『Close To The Edge』の弱点は最後の矢印部分にある。最後の矢印部分では、どうしても相場の転換点にぶつかることになり、損切りとならざるを得ない。本弱点の克服方法としてEAにはピラミッディングやトレーリングストップを組み込んでいる。また番号サインを表示させることで行き過ぎた番号でのエントリー回避が可能である。また転換後の1つ目のサインのみを出すことで、確実に勝ちを取りに行くこともできる。

尚、『Close To The Edge』のサインの出し方の考えについては下記の記事を参考願いたい。

関連記事:『Close To The Edge』の解説、ボラティリティチャートの考え方について

サブチャー表示用で2つのチャート設定を用意

『Close To The Edge』では上段に時間足チャート、下段(サブチャート)に『Close To The Edge』の表示も可能だ。時間足チャートは30分や60分足の表示もできるが、15分足チャートの表示を推奨する。ただし上段の時間足と下段のサブチャートでは時間の区切りがずれる仕様上の欠点がある。時間足チャートでは2種類のチャート設定を提供する。

1つ目は、ギャンインジと呼ばれるインジケーターに手を加えて15分足に1時間足のギャンインジの状態を表示させるMTF(マルチ・タイム・フレーム)仕様だ。MTFのインジはリペイントする欠点があるものの、十分利用に耐えるツールとなっている。詳しくは下記の解説をご覧いただきたい。

関連記事:W_Element_V2の解説、サブチャートとMTFでトレンド分析を行いトレードを行う

2つ目は、統計手法を使ったサイクル理論と移動平均線を組み合わせた曲線が特徴のチャートだ。また×マークはボラティリティの発生を予想しており、黄色ラインは他の通貨ペアのラインチャートを表示している。他の通貨ペアのラインチャートを同時に表示することで、ドル円やユーロドルの値動きを見ながらユーロ円の取引を行うことなどができる。こちらも詳細は別途動画を作成する。


関連記事:W_Element_V1の解説、相場のトレンド方向に加えスクイーズやイクスパンションも把握しながらトレードを行う

まとめ

まずは今回『Close To The Edge』のお披露目をさせていただいた。『Close To The Edge』はEAを利用して完全自動売買も可能である一方、裁量トレードも可能なトレードシステムだ。

今回は概要の解説に留めたが、今後順次動画で『Close To The Edge』の特徴を紹介する。今後の動画にもご期待願いたい。

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