4月8日の週のUSD/JPYの分析と予想、レンジ相場継続か

4月8日の週のUSD/JPYの分析と予想、レンジ相場継続か

米雇用統計明けの4月8日の週のUSD/JPYについて、チャートを見ての足元の状況を踏まえ、今後の値動きの予想を行いました。

ドルインデックスや米2年債の状況からは、今後も104円台半ば~107円台後半のレンジ相場が継続する可能性が高いと考えられます。

週足チャートで見るUSD/JPY

一時107円を回復した先週のUSD/JPYですが、まずは週足チャートでUSD/JPYの現在置かれている位置の確認をしてみます。


USD/JPY週足

週足チャートで見るとUSD/JPYは、2017年4月から続いた107円半ば~115円半ばのレンジ相場を、2018年2月に下抜けした状態。

現在は新たに104円半ばを底とするレンジ相場形成とも言えますが、先週107円台に一旦入ったものの価格の維持が出来なかったことから、サポート&レジスタンスの転換となった可能性が高いと言えます。

またフィボナッチ・リトレースメントを直近の高値と安値で引くと、現在の値位置は61.8%の水準。一旦価格が反発しやすいとされる78.6%~88.6%の101円台前半~103円台前半まで下落余地が残されていると言えるでしょう。

4時間足では104円台半ば~107円台後半のレンジ相場を形成中

大枠では下限107円半ばのレンジ相場を下抜けしたUSD/JPYですが、4時間足チャートで見ると、既に104円台半ば~107円台後半のレンジ相場を形成中。

足元では本レンジ相場を上下いずれにブレイクするかが、USD/JPYの方向性の鍵を握る状態です。

足元のレンジ相場を意識すれば、先週の107円台半ばからの下落はセオリー通りの値動き。当面レンジ相場内での値動きの可能性もありますが、上は107円台・下は104円台でのプライスアクションは要注意と言えるでしょう。

ドルインデックスの状態から当面レンジ相場が続く可能性が高い

足元では104円台半ば~107円台後半のレンジ相場を形成中のUSD/JPYですが、ドルインデックスの状態からは、当面レンジ相場を維持する可能性が高いと言えます。


ドルインデックス日足

ドルインデックスは2月から上限90ポイント後半・下限88ポイント前半のレンジ相場を形成中。

ドルインデックスのレンジ相場入りが、USD/JPYのレンジ相場の背景。ドルインデックスがレンジ相場の維持を続けるようだと、当面USD/JPYもレンジ相場に留まる可能性が高いと言えます。

4度の上方ブレイクトライに加え価格を切り上げ

足元レンジ相場を維持しているドルインデックですが、日足チャートを見ると4度の上方ブレイクトライに加え、価格も切り上げ中。

チャート的には上に行きたがっている状態です。ただしドルインデックスがレンジ相場を脱するには、ファンダメンタル的に大きな変化が生じるイベントが必要。米中貿易摩擦問題が急浮上し株式市場は乱高下していますが、ドルインデックスにはそれほど影響は生じていません。

米中貿易摩擦問題の更なる激化などで、ドルインデックスが現在のレンジ相場を破る値動きを見せるタイミングが、USD/JPYのレンジ相場脱出の鍵を握っています。

米2年債の状態から当面レンジ相場維持が予想される

現状のドルインデックスは米2年債との相関が指摘されています。ドルインデックスと米2年債の相関を前提とすれば、3月末より米2年債が下ザヤ状態であり、ドルインデックスのこれ以上の上昇は抑えられています。


ドルインデックス(ローソク足)と米2年債(青ライン)の4時間足チャート

よってドルインデックスは下に向かう可能性が高いと予想され、結果的にはレンジ相場維持→USD/JPYもレンジ相場維持となる可能性が高いと言えます。

ドルインデックスと米2年債のサヤは頻繁に上下が入れ替わりますが、ドルインデックスのレンジ相場の上限・下限到達時には、米2年債がレンジ相場に引き戻すような値動きを見せています。

よってドルインデックスと連動してレンジ相場となっているUSD/JPYについては、米2年債の値動きを合わせて見ることで、特にレンジの上下限で値動き予想の精度を高められる可能性があります。

まとめ

米雇用統計を契機に、それまでの相場のトレンドに変化が生じるケースが多いです。先週の雇用統計はUSD/JPYで見れば、レンジ相場の上限を付けに行く値動きとなり、その後下落に転じています。

また今週は大型の指標発表も予想されていないため、USD/JPYはレンジ相場に引き戻される値動きとなる可能性が高いと言えます。

USD/JPYトレードの際は、レンジ相場を想定しつつも、ドルインデックスに加え米2年債の状況も確認し、レンジ相場のブレイクの兆候を見逃さぬよう、注意が必要と言えそうです。

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