USD/JPYの振り返りと予想、レンジ相場はいつまで続く?(2018年6月26日版)

USD/JPYの振り返りと予想、レンジ相場はいつまで続く?(2018年6月26日版)

フィボナッチ・リトレースメントとスイートバンド(Sweet Band)を活用して、先週のUSD/JPYを振り返るとともに、今週のUSD/JPYの値動きの予想を行ってみました。

ワールドカップ開催中はトレンドが生じる事が少ない、と言われる事もある為替市場ですが、今週も先週に引き続きUSD/JPYはレンジ相場が継続するのでしょうか?

先週のUSD/JPY振り返り

先週分かり易い値動きを見せたのはUSD/JPYであり、今回はUSD/JPYを取り上げます。

5月21日の高値111.3円と5月29日の安値108.1円の間に位置しているUSD/JPYは、同高値と安値の間に引かれるフィボナッチ・リトレースメント78.6%に上昇を阻まれている状態です。


・USD/JPY日足
・チャートはAVAトレードのMT4を利用(以下、同様)

先々週から本状況が継続の中、先週はリトレースメント78.6%前後にWeekly Sweet Band(以下、WSB)が存在。本状況から先週のUSD/JPYは110円台半ばのWSBに跳ね返される形となり、下のWSBまで下落しました。

ただし単にWSBに下落しただけではなく、トリプルトップのチャートパターンを形成し、結局2度リトレースメント78.6%にタッチし、2度とも下のWSBまで下落することになりました。


・USD/JPY1時間足

リトレースメント78.6%を天井と捉えることが出来ていれば、先週はWSBを軸としても2度トレードチャンスがあったことになります。18日(月)取引開始直後のショートで19日(火)の昼頃までに約100pips獲得。同じく21日(木)にショートでWSBまでの下落は取れないものの約80pipsは週末までに獲得可能です。

Daily Sweet Bandも併せて利用する事で、2度目のショートの決済位置は目処を付けることが出来ます。


・USD/JPY1時間足

先週のUSD/JPYはフィボナッチ・リトレースメント78.6%が相場の天井付近、という認識が出来たかどうかが、大きな分かれ目になったと言えます。

今週のUSD/JPYについて

今週はWSBに取りつくような値動きで25日(月)の取引がスタートしています。

今週WSBとして意識されるのは2つあり、1つ目はフィボナッチ・リトレースメント78.6%の手前に存在する110円台半ばのWSB。2つ目はリトレースメント23.6%に重なる108円台後半のWSB。今週は両者のWSBが意識される展開が予想されます。


・USD/JPY1時間足

1時間足で平均足スムーズド(SMD)3本の状況を見ると、3本ともに赤色となっており状態は完全に下落トレンドです。よって平均足SMD3本のパターンに変化が生じなければ、下落目線で今週のUSD/JPYを捉えることができます。

また先週の平均足SMDは、その多くがレンジ相場を示現する状態です。相場は、レンジ相場=停滞相場、の後は一気に動くスクィーズ状態が生じるケースがしばしばあります。先週は2つのWSB内の値動きに終始する結果に終わっており、今週は先週のレンジ相場に代わり大きな値動きが生じる可能性があります。

その場合は上方向ではリトレースメント78.6%のある110円台半ばを上方ブレイクできるかどうか、下方向の場合はリトレースメント38.2%のある108円台後半を下方ブレイクできるかどうかが、ポイントになると考えられます。

今週の為替市場概観

先週は米中貿易摩擦が金融市場を動かすテーマとなりました。NYダウは8営業日続けて下落を見せ、堅調に推移してきた米株式市場にもこれまでとは異なる風が吹き始めています。

その中で今週注目したいのがドルインデックスの値動き。ドルインデックスは4月半ばより上昇を開始し、5月下旬には過去のサポート&レジスタンスで天井を打つ形に。その後、再び上昇を開始するかに見えましたが、高値更新後に再び下落しています。


・ドルインデックス日足
・MT4はIFC Markets

ドルインデックスは高値は更新後に下落していますが、MACDヒストグラムは高値を超えられずに下落。ダイバージェンスが発生しており、今後の方向に注目したいポイントです。

ダウ平均が変調の兆しを見せる中で、これまで堅調に上昇を見せてきたドルインデックスが高値水準を維持できるかどうか、今後の為替市場を占う上で大きな意味を持つものと考えられます。

まとめ

ワールドカップ開催期間中はロンドン勢がお祭りモードであり、トレンドが生じるような値動きが生じる事が少ない、とも言われています。

足元ではワールドカップの予選で盛り上がっていますが、USD/JPYの先週の値動きを見ると、ワールドカップ期間のレンジ相場説も侮れないと感じます。

平均足SMDでは下落トレンドとなっているUSD/JPYですが、当面レンジ相場を形成するか、それとも平均足SMDが示現する下落に向けて大きな値動きが生じるのか、注意深く見守りたいと思います。

週間見通しカテゴリの最新記事