4月1日の週の為替市場、新しいトレンド発生が期待される第2四半期がスタート

4月1日の週の為替市場、新しいトレンド発生が期待される第2四半期がスタート

4月1日の週の為替市場、新しいトレンド発生が期待される第2四半期がスタート

米中貿易摩擦激化への懸念が一旦低下した先週は、USD/JPY・EUR/USDともにレンジ相場が強く意識されることになりました。

2018年1~3月(第1四半期)の為替市場は次の値動きのためのエネルギー蓄積の期間となりましたが、今週からスタートする第2四半期では新しい値動きが生じるのでしょうか。

先週の為替市場振り返り

米中貿易摩擦の激化が予想され株式市場が大きく下落した先々週でしたが、週明けにはムニューシン財務長官が中国との貿易交渉に対し楽観的な見通しをコメント。本コメントを契機に、売られていた株式市場が一転買い戻す動きとなり、先週は一旦米中貿易への懸念が沈静化しました。

株式市場のリスク回避的な動きが収まった結果、先週末に105円を割れていたUSD/JPYが反転し上昇。26日(月)に105円割れで寄り付いたUSD/JPYでしたが、26日(月)・28日(水)と大きく上昇し106円台を回復。106円台を維持して週の取引を終えています。

また足元レンジ相場に位置しているEUR/USDはレンジ相場の上限ゾーンとなる1.24ドル台後半に入った後に下落。ぼほ週初の価格に戻ることになり、現在のレンジ相場の強さを再認識させる値動きを見せました

また先週は30日(金)より欧米はイースターホリデーであり4連休。連休を控え29日から為替市場の値動きが少なくなりました。


105円割れの後、106円まで駆け上ったUSD/JPY(METEOチャート)

周辺市場の状況

為替市場の周辺市場で注目すべき値動きを見せたのは、ドルインデックス。
月後半より89ポイント半ばがサポート&レジスタンスとなる値動きを見せていましたが、26日(月)にサポレジを割れ88ポイント台に突入。そのまま下落し2月安値の88ポイント台前半を目指すかに見えましたが反転し一時は90ポイントに到達。89.9ポイントで週の取引を終えましたが、サポレジを割れたものの週足は陽線となりました。

先週のUSD/JPYの105円割れ後の106円台までの上昇を演出したのは、ドルインデックスの上昇。28日(水)以降、ドルインデックスとUSD/JPYはリンクするような形で上昇
を果たしています。

原油価格(WTI)も26日(月)に1月高値と同等の66ドル台を回復、高値更新こそなりませんでしたが、高値更新を狙える位置にまで上昇し取引を終えています。高値更新なるか注目が集まります。

金価格は1月から続くレンジ相場に変化なし。27日にレンジ相場上限付近に到達したものの、再び下落しレンジ相場に引き戻されることになりました。

今週の為替市場

今週の26日(月)は欧米の休みが継続、実質的なスタートは3日(火)からとなります。日本市場は新年度入りです。

指標としては今週6日(金)が米雇用統計。月曜の祝日に金曜の雇用統計と、エントリーのタイミングには注意を要する週となります。

3月は株式市場が乱高下の一方で、多くの通貨ペアはレンジ状態が推移した為替市場となりました。スクイーズ(停滞相場)→イクスパンション(活発相場)との考えで言えば、4月から為替市場に値動きが戻る可能性も。ただし引き続きレンジ相場が継続する可能性も否定できません。

USD/JPYは2月以降105円~107円台のレンジ相場で推移。先週の105円割れは結局ダマシとなり、現在のレンジ相場の底堅さを印象付ける結果となっています。とはいえ107円台のレンジ上限も2月以降4度突破できずにおり、上下いずれも動きがたい状況が継続。

EUR/USDに至っては1月よりレンジ相場が継続していますが、現在は3月以降更にレンジ相場の中でレンジ相場を形成。2017年は上昇を続けたEURUSDですが、その反動か2018年はこれまで上昇した天井付近で完全に身動きが取れない状態です。

2018年第一四半期は為替市場にとっては次の値動きのエネルギーを貯める期間となっており、今後のエネルギー放出の際の値動きに期待したい所です。


レンジ相場が続くEUR/USD(METEOチャート)

まとめ

トランプ大統領の言動を中心に、様々な出来事のあった2018年第1四半期となりましたが、為替市場の値動きは概ね大人しく、EUR/USDを代表にレンジ相場を形成する通貨ペアが多くなりました。

今週から始まる4月そして第2四半期。為替市場にボラティリティが戻りトレンドが生じるのか、という点に注目したいと思います。

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