3月18日の週の為替市場、FOMC後に利上げの発表が予想される

3月18日の週の為替市場、FOMC後に利上げの発表が予想される

金融市場全体に値動きが少なくなった先週でしたが、今週は21日(水)のFOMC後に政策金利の引き上げが予定されています。

FOMC待ちのスタンスとなる今週の金融市場、金利引き上げを受け各市場にどのような変化が生じるのかとの点に注目です。

先週の為替市場振り返り

大きな指標発表はなく、また株式市場も比較的値動きが少なくなった先週は、為替市場も全体的には大人しい値動きを見せました。

ただしトランプ大統領が貿易制限措置を打ち出し市場を混乱させているのに続き、先週はティラーソン国務長官のクビを発表。トランプ大統領が金融市場の混乱要因と言う状態が継続しています。

個別の通貨ペアでは、USD/JPYは105円台を底とするレンジ相場が継続。13日(火)には107円台にまで上昇しましたが、現在のレンジ相場の上限107円台をブレイクできず、そのまま下落。その後105円台にまで下落しましたが、105円台を割るような勢いもなく、106円に乗せて週の取引を終えています。

EUR/USDもこれまで通り、高値1.21~1.25ドル台でのレンジ相場が継続。2月からレンジ相場が続いていますが、先週はレンジ相場の中でも更に値動きが少なくなった1週間となりました。

大きな値動きの生じていない先週の為替市場でしたが、その中ではAUD、CADと言った資源国通貨が売られる傾向に。特にCADはUSD/CADが3月の高値をブレイクし、5営業日中4日が上昇し日足が陽線を付けるなど、値が伸びることになりました。


METEOチャートで見ると、USD/CADは長い上昇トレンドが継続中

周辺市場

周辺市場も他の市場同様、大きな値動きは生じていません。

原油価格(WTI)は62ドル台から取引が始まり、一時60ドル台にまで下落しましたが、16日(金)に上昇し、62ドル台を回復。行って来いの相場となりました。

ドルインデックスも、先週は上放れするような値動きもありましたが、結局88~90ポイントの安値付近でのレンジ相場が継続。

金価格は2月よりレンジ相場が継続していますが、状況は変わらず。

株式市場はダウ平均が2月の下落後、値動きが乏しくなる一方、ナスダック指数は上昇を続け高値更新もなされましたが、先週は遂に上昇も一服。ただし上昇を続けたナスダック指数と値動きの乏しいダウ平均の値動きの相関が崩れているため、今後どのような形で相関が戻ることになるのか、興味深い所です。

今週の見通し

今週は21日(水)のFOMC後に、政策金利の1.75%の利上げが予定されています。既に市場は3月の金利引き上げは織り込み済みですが、その後の任期初となるパウエルFRB議長の声明文に注目が集まります。尚、21日(水)は日本は春分の日で祝日です。

個別通貨ペアで、各通貨ペアに値動きが戻るのかどうか、との点に注目。

USD/JPYは2月16日以降、約1ヶ月105~107円台のレンジ相場を継続中。大きな流れでは下落トレンドの中、合計4回の105円台割れを試しており、レンジ相場をブレイクの際は下落の可能性が高いと考えられます。ただし下ブレイクの失敗し、逆に急騰するケースもあるため、決め打ちは避けるのがベターです。

高値付近でレンジ相場が続くEUR/USDは、次の値動き待ちの状態は変わらず。

先週は主要通貨ペアがレンジ相場を形成しており、資源国通貨等の値動きの軽い通貨ペアに値動きが生じた面が少なからずありました。今週も主要通貨ペアのレンジ相場が続くようなら、先週同様値動きの軽い資源国通貨ペアに値動きが生じる可能性があります。

またこの所、良くも悪くも金融市場の値動きの発端がトランプ大統領、と言う状態になっており、今週もトランプ大統領の言動からは目を離すことができない状況が継続します。


METEOチャートで見る1月以降のEUR/USD市場、値動きが少ない

まとめ

日本では森友学園問題の第2幕が盛り上がっていますが、為替市場は元より、日本株市場も森友学園問題はそれほど話題になっていません。日本の株式市場は売買代金も減少しており、単純にアメリカ市場に振り回されている状態です。

既に市場は織り込み済みですが、まずはFOMC後の利上げが、以降の金融市場にどのような影響を与えるのかとの点に、注目したいと思います。

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