2月4日の週の為替見通し、周辺市場に要注意

2月4日の週の為替見通し、周辺市場に要注意

2日(金)にダウ平均が665ドルと大幅安。米国の長期金利の上昇を受け、株式市場に変調の兆しも見えます。

しかし為替市場は先週、FOMC及び雇用統計はありながらも、いずれのイベントも波乱なく通過し、イベント週ではありましたが大きな値動きは生じませんでした。

雇用統計通過、そしてダウ平均の大幅安後の取引となる今週の為替市場について概観いたします。

先週の為替市場振り返り

FOMC及び米雇用統計があり、先週の為替市場はイベント週となりました。しかしながらいずれのイベントも波乱無く通過。FOMCはFRBイエレン議長の最後の声明発表となりました。また雇用統計は近年市場があまり反応しないケースが増えていますが、市場が反応しない典型的な雇用統計となりました。

個別通貨ペアでは、USD/JPYは108円台前半を底とし一旦反発する流れに。2018年に入り113円台より下落が続いていたUSD/JPYの下落は約1ヶ月で終了することになりました。

また2018年に入り上昇を続けているEUR/USDは天井付近でレンジ相場入り。1.25ドル付近を天井とする値動きを1週間続けました。


108円台前半で上昇となったUSD/JPY

周辺市場の状況

66ドル台に到達後、一旦63ドル台まで下落した原油価格(WTI)は再び66ドル台にまで上昇。しかし上昇の勢いは続かず、再び65ドル台に下落し、チャートパターンとしてはWトップを形成。

金価格は、昨年9月の高値を一旦上抜いた後、戻しを入れつつありますが高値水準を維持。今後素直に上昇すれば、上昇のチャートパターン確定となります。

また注目したいのは恐怖指数とも言われるVIX指数。同指数は先週上昇を続け、2日には昨年の最高値も超える17ポインド代後半に到達。昨年は急騰後に早期に値を戻す繰り返しを続けていましたが、今回は上昇後の値位置を維持しています。

尚、NYダウの下落を前に先週は米国長期金利の上昇が顕著となり、金利上昇が株価の下落を呼び込むとの、教科書的な値動きとなりました。

今週の見通し

先週がイベント週であったため、今週は大きなイベントは予定されていません。

ドル/円は先週108円台前半を底に一旦上昇に向かいましたが、今週もその上昇トレンドが継続するかに注目。週末の2日はNYダウが655ドルと大きく下落しています。NYダウの大幅下落を受け、週明けの日本の株式市場がどのように反応し、為替市場がどのように動くのか、注目が集まります。

日経平均は24,000円が天井となる形で下落を開始、2日のダウの下落の影響を受け大きな下落が始まるようだと、ドル/円が再び下落方向に進む可能性が高くなります。

ユーロ/ドルは先週、レンジ相場に終始しており、次の値動きのエネルギーを蓄積した状態です。よって今週、上下いずれの方向に動きを始めるのかに注目。これまで上昇トレンドを維持してきたユーロ/ドルですが、米国株式市場に大きな下落が生じており、金融市場に大きな変化が生じる可能性があります。よってユーロ/ドルについても、これまでのトレンド継続がなされるのか、注意したい所です。

またビットコインの上昇トレンドの変化を契機に、為替市場に値動きが戻ってきたとの面が少なからず存在しています。その意味では、コインチェックのNEM盗難を契機に仮想通貨全体が下落していますが、今週の仮想通貨市場の動向にも注意を要します。

コインチェックはNEMの返金を表明も、未だ返金もなされておらず他仮想通貨保有者も出金できない状況が継続しています。コインチェックの状況によっては、仮想通貨が更なる下落に見舞われる可能性も。為替市場に直接的な影響はありませんが、コインチェックの今後の状況にも注意を払うべきと考えます。

まとめ

FOMC及び雇用統計を通過後の今週の為替市場は、イベントもないためそれほど値動きが生じない可能性もあります。

しかしながら原油、米長期金利、株価に加え仮想通貨市場と言った周辺市場は注目すべき状況が生じており、為替市場に対し影響を与える可能性があります。

為替市場のみではなく、周辺市場の状況にも注意を払いつつ、今週のトレードに臨みたいと思います。

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