2月25日の週の為替市場、FRBパウエル議長の議会証言に注目が集まる

2月25日の週の為替市場、FRBパウエル議長の議会証言に注目が集まる

2月初旬の米国の株式市場発の金融市場の混乱は落ち着きを見せ、先週の株式市場はレンジ的な値動きで、為替市場は戻り的な値動きとなりました。

混乱の発生した2月は今週で終了します。新たに3月入りする今週は、新たなトレンドが発生する週となるのでしょうか?

先週の為替市場振り返り

アメリカ発の株式市場の混乱を受けてリスクオフの流れで円が買われた先々週でしたが、先週はさすがに円高は一段落。

先々週の16日に105円に突入したUSD/JPYでしたが、16日の105.5円台が底になる結果に。先週は円高を巻き直しの値動きとなり、月曜から水曜は円安が進展し21日(水)には108円到達目前にまで上昇が進みました。

また上昇トレンドの継続確認となったEUR/USDは、先週は連日下落が継続。EUR/USDは1.25ドル付近を天井、1.22ドル付近を底とする、レンジ相場を形成の様相を呈することに。

USD/JPY、EUR/USDの値動きに代表されるように、先週は為替市場全体として先々週一気に進んだ方向に対する戻しを入れるような値動きとなりました。


上昇トレンドの天井付近でのレンジ相場を形成のEUR/USD(日足)

為替の周辺市場の状況

概ね先々週の戻し的な値動きを見せた為替市場ですが、為替の周辺市場の動きはまちまち。

先々週の急激な値動きの中においても、安値をブレイクせずに耐えたドルインデックスは下ブレイクすることもなく、また大きな戻しを入れることも無く、レンジ相場を形成。USD/JPY、EUR/USDいずれも先週は戻しを入れる値動きとなりましたが、ドルインデックスの値動きからは、上下いずれも決定的な値動きを見せるような状況とはなっていません。

また60ドル台から50ドル台に下落し、次の節目価格の50ドルを目指す値動きとなるか注目された原油価格(WTI)は、先週60ドル台を維持するだけでなく23日(金)には63ドル台にまで上昇。再び高値66ドル台を目指す値動きとなりつつあります。

また2月の金融市場の混乱の張本人とも言うべき米国株式市場は、先々週の6連騰で粘りを見せる展開でしたが、先週は値動きに方向感なくレンジ相場入り。ただし日本市場他、他の株式市場は米国に追随できておらず、一人米国市場の戻りが目立つ状況となっています。

今週の為替市場見通し

今週の為替市場は主な指標発表としては、27日(火)及び1日(木)にFRBパウエル議長の議会証言が予定されています。イエレン前議長の路線の踏襲を見込まれているパウエル議長であり、大きな波乱は予想されていませんが、インフレへの警戒感が広がる中で、議会での証言が注目されています。

各通貨ペアでは、先週見せたトレンドに対し戻すような値動きが継続するかどうかが、注目ポイント。

それまでUSD/JPYは下落トレンド、EUR/USDは上昇トレンドの中、先週は戻しの値動きを見せています。トレンドに変化を生じさせるようなファンダメンタル要因は発生していない中、USD/JPYは下落トレンドとなり105円台に入ると、円高への警戒感が広まります。しかしながら、これまで上昇を続けたEUR/USDは上昇トレンド継続に対し、それほど警戒感はありません。

EUR/USDに関して言えば、来週4日にイタリアの総選挙が予定されています。金融機関の不良債権が多いと言われているイタリアですが、選挙結果によっては政治リスクが高まる可能性があるため、今週からイタリアの選挙情勢に関する報道には若干注意を払う必要があり、ユーロに対する影響は注視すべきと言えます。

まとめ

2月初旬の米国株式市場発の金融市場混乱は、先週でほぼ収まりを見せた状況となりました。先週が市場混乱に対する収まりを見せた週と位置付けられるようなら、3月が開始する今週は新たな市場のスタートの週、と位置付けることができます。

市場混乱はあっても依然米国経済は堅調に推移しています。落ち着きを取り戻した株式市場は再び米国中心に上昇し、それを前提とする為替市場の値動きとなるのでしょうか。

3月がスタートする今週の為替市場の値動きに注目です。

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