2月18日の週の為替市場、ドルインデックスの動きに注目

2月18日の週の為替市場、ドルインデックスの動きに注目

USD/JPYが108円台を割れ、一時105.5円にまで下落した先週の為替市場。USD/JPYの下落はあったものの、ドルインデックスは底割れしておらず、円が買われた結果でのUSD/JPYの下落となりました。

今週は更にUSJ/JPYは下落を続けるのか、それとも流石に一旦戻しを入れることになるのか。ドルインデックスの行方に注意しながら、USD/JPY他の通貨ペアの行方を見守りたいと思います。

先週の為替市場振り返り

株価の大幅下落の中、落ち着いた値動きを見せていた為替市場ですが、先週は一転大きな動きを見せることになりました。

値動きの主役はUSD/JPY。USJ/JPYは13日(月)から16日(金)午前まで、一時的な戻しはあったものの、殆どの期間を通じ下落。週初108円台で取引を開始しましたが、16日には105.5円にまで到達。

昨年から何度も跳ね返された108円台の壁を突き抜けたUSD/JPYは、それまでのエネルギーを放出するように、下落が進みました。さすがに16日の午後から戻しが入り、106.2円台で取引を終了しましたが、大幅な下落が印象付けられる週となりました。

またUSD/JPYの派手な下落の影で、EUR/USDも直近高値1.25ドル水準にまで上昇。高値ブレイクとはなりませんでしたが、上昇トレンドの継続が認識される値動きを見せました。

周辺市場の状況

USD/JPY中心に大きな値動きを見せた為替市場ですが、周辺市場では原油価格(WTI)が上昇。原油価格はこのところ、米国の株式市場との相関を強めていますが、米国市場の5連騰を受け、先々週50ドル台にまで下落の原油価格は再び60ドル台を回復しました。原油価格は60ドルを節目とする値動きが継続しています。

またUSD/JPYの大きな下落はあったものの、ドルの価値を示すドルインデックスは直近安値を割るほどの下落は見せていません。よってUSD/JPYの下落は、ドル要因と言うより、円がリスク回避で買われた結果の下落(=円高)と言う事ができます。

株式市場では米国市場が5連騰となり、先々週の暴落を戻すような値動きを見せています。日本市場は米国市場の上昇を横目に下落が続きましたが、15日・16日と連騰し、漸く米国市場に追随する値動きを見せ始めています。


粘るドルインデックス

今週の為替市場

今週は21日(水)にFOMC議事録の公表がありますが、金融政策の変更はないため、波乱はないと予想されます。尚、他の大型の指標発表の予定はありません。

ただし19日(月)のアメリカはプレジデントデーで祝日。またカナダもファミリーデーで祝日のため、北米市場は休みとなりますのでご注意ください。

個別の通過ペアでは、USD/JPYは105.5円まで下落し一旦106円台に戻していますが、更なる下落を目指すのか、との点に注目。108円を下抜けし、殆ど押し目を入れることなく下落しているUSD/JPYですが、週を跨ぐことで一旦下落が止まる可能性も。

一方、EUR/USDは直近高値1.25ドル台で一旦反転した形となっています。先週の値動きで、上昇トレンドが再確認された状態であり、再度1.25ドル台に上昇の際は4度目の上昇ブレイクトライになり、高値ブレイクの可能性が高まります。

USD/JPYの下落は円買い要因で生じていますが、EUR/USDの上昇はドルインデックスの値動きからは、ドル要因での上昇となっています。よってドルインデックスが安値を下ブレイクすると、EUR/USDも上方ブレイクする可能性が高いと言えます。

また株式市場についても、米国株式市場が大きな下落の後での5連騰となっており、再び上昇トレンドに戻るのか、それとも単なる戻しとなるのかが注目されます。2月の市場混乱の元凶と言うべき米国の株式市場の行方も、今後の為替市場の先行きを占う上で十分注意を払う必要があります。

まとめ

何度かブレイクをトライし跳ね返されたサポート&レジスタンスは、ブレイクする際に大きな値動きを伴う、との相場の教科書通りの値動きとなったのが先週のUSD.JPYと言えます。固いと思われた108円台の壁でしたが、先週の値動きからは比較的アッサリと割れてしまったとの印象もあります。

一旦下落に勢いが付いた形のUSD/JPYですが、勢いそのままに下落が続き、更にEUR/USDの上方ブレイクを誘う値動きを見せるのでしょうか?

引き続きUSD/JPYそしてEUR/USDの値動きに注意したいと思います。

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