2月11日の週の為替市場、様子見も一つの選択肢か?

2月11日の週の為替市場、様子見も一つの選択肢か?

2月11日の週の為替市場、様子見も一つの選択肢か?

アメリカ発の株価の下落に世界の株式市場が大きな影響を受け、また原油(WTI)価格も大きく下落。そんな中で、為替市場は意外に冷静な値動きを見せています。

ただし為替正常においても、行って来い的な値動きを見せ、トレードがしにくい状況に。

不安定な市場状況の下で、いつも以上に慎重なスタンスでのトレードが求められる週となりそうです。

先週の為替市場振り返り

指標としては大きな発表の無かった先週ですが、株式市場が大荒れ。既に先々週末に1000ドルを超える下落を見せていたダウ平均が、先週は乱高下。500ドルを超える上昇を見せた後、再び1000ドルを超える下落を見せ、大荒れの状況となりました。

しかし株式市場の乱高下の一方で、為替市場は比較的落ち着いた値動きを見せました。

ドル/円は週足で陰線を形成し、下落となりましたが108円~110円のレンジ相場内での取引が3週間続くことに。そんな中で、9日(金)深夜から10日(土)早朝にかけ109円を割れ108円を目指す値動きとなりましたが、108円到達目前に上昇。金曜の深夜で下落に追随する勢力も少ない面もありますが、108円の底堅さが再認識される結果となりました。

ユーロ/ドルは週足で陰線を形成し、7週続いた陽線での上昇が遂にストップすることに。週を通じて下落となり、日足で陽線を形成したのは6日(火)のみとの状態。これまで上昇が続いたユーロ/ドルに押し目が入る形となりました。

周辺市場の状況

為替の周辺市場では原油価格(WTI)が、64ドル台から一気に58ドル台にまで下落。週明け12日(月)に一旦60ドル台を回復しましたが、その後再び59ドル台に下落しています。

これまで50ドルの節目価格の上方ブレイク後、60ドル台までジワジワと上昇した原油価格でしたが、米国市場の株価下落と時を同じくして大きな下落を見せることになりました。

また金価格も原油価格ほどではないものの、下落。依然として昨年秋の高値水準付近の値位置に留まっており、株価の乱高下が落ち着いた後、再び上昇に転じる可能性は残されています。

今週の為替市場の見通し

日本は3連休で13日(火)からの実質的なスタートとなりますが、今週の経済指標は、14日(水)の米・小売売上高への注目度が高い状況です。

個別の通過ペアでは、ドル/円が108円を底とする値動きに変化が生じるかがポイント。日銀の黒田総裁の続投が報じられており、政府及び日銀の円安政策に当面変化は生じません。

そんな中での108円の下ブレイクトライとなっており、素直に下落するには材料不足の感も。しかしながら日米の株価の下落にドル/円の反応は少ないと言わざるを得ず、割れる際は過去に蓄えられていたエネルギーを一気に放出する形での下落が予想されます。

また先週久しぶりの下落となったユーロ/ドルは、再び上昇に向け動きを始めるかに注目。ユーロは下落に転じるほどのファンダメンタル的変化も無いため、これまでの一方的な上昇の小休止の可能性が否定できません。よって当面レンジ相場を形成の可能性もあります。ただし先週の下落で、これまでの上昇一方向の相場は転機を迎えたとは言えるのではないでしょうか。

まとめ

世界的に株式市場が乱高下しており、株式市場ほどではないものの、為替市場も行って来い的な上下の値動きも散見され、トレードが難しい状況が続いています。休むも相場、との言葉もあるとおり、難しい相場の際は、一旦休むことも必要となります。株価が落ち着きを取り戻すまでは、様子見を決め込む、という判断も“あり”と言えます。

今週も不安定な市場状況が継続の可能性もあるため、慎重なスタンスでトレードに取り組みたいものですね。

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