2017年12月24日の週の為替市場、開店休業状態の1週間と予想される

2017年12月24日の週の為替市場、開店休業状態の1週間と予想される

25日は欧米の殆どがクリスマス休暇となり、また今週は年末の休暇を取る投資家が非常に多くなります。

年内最後の週となる今週は、プレイヤーの数も少なくなり、値動きも少ない週になると予想されます。

先週の振り返り

大型の指標発表の無い先週でしたが、アメリカで注目の税制改革法案が遂に上下両院で可決。22日にはトランプ大統領が法案に署名し、トランプ大統領の政権公約である税制改革が実現することになりました。

ただし12月且つクリスマス休暇を控え、市場は値動きを消しつつある状況で、非常にトレードが行いにくい週となりました。

個別通貨ペアでは、ドル/円は値動きの無い中でジワリと上昇。先々週末112円割れ目前となりましたが、その時点が底となり折り返すことになりました。現状は112円と113円半ばでレンジ相場を形成、113.2円台で取引を終え、レンジ相場の上限近くに到達しています。

ユーロ/ドルは週足で見ると、上昇トレンドの天井付近でレンジ相場を形成中。9月以降のレンジ相場が継続しており、2017年内はレンジ相場を上下いずれにもブレイクすることなく取引が終わる可能性が高くなっています。

周辺市場、米株式市場の上昇が一段落

為替の周辺市場では、アメリカの株式市場がこれまでの上昇が一段落した状態となりました。これまで税制改革の実現期待を材料に上昇が続いたアメリカの株式市場ですが、税制改革の実現が間近に迫るにつれ、上昇のスピードを落とすことに。

そして税制改革法案の成立で、一旦材料で尽くしとなり、売られることになりました。

ただし売られたとは言っても、小幅下落に留まっており、上昇が一休み、との状況です。今週はクリスマス休暇且つ多くの投資家が休みに入るため、次の値動きが生じるのは2018年入りしてからの可能性が高いと言えます。しかし税制改革実現の後、株式市場が上下いずれの方向に動くのか注意する必要があります。

今週の為替市場見通し

海外の投資家は今週、休暇を取り取引を手控える先が多いと言えます。既に22日(金)から為替市場は一層値動きが無くなり、市場は開店休業状態となっていますが、今週はその傾向が一層強まる可能性が高くなります。

日本は25日(月)から年末最終週とは言え通常営業の先が多いのですが、上記状況より無理に取引を行うとレートが動かず、資金的及びメンタル的に磨り減るだけで得るものが少なくなる傾向にあるため、年内のトレードを見送る、との判断も検討の余地があります。

市場のイベントとしては、それ程注目度の高いイベントはありません。

個別の通貨ペアではドル/円が足元のレンジ相場の上限である113円台半ばからの値動きに注目。レンジ相場を上方ブレイクする形で114円に向けて上昇するのか、それともレンジ相場が継続し再び112円を目指し下落することになるのか、来年のドル/円の方向性を探る意味でも、次の値動きに注目したい所。

ユーロ/ドルは秋までの上昇トレンドの上限が1.200ドル付近となっており、1.200を目指す展開となるのかに注目。9月以降レンジ相場が続いていますが、2017年のユーロ/ドルは上昇の年となっており、来年に向けて再び上昇相場入りのスタート台に立つことができるのかどうかに注目。

ただし既に先週で実質的な2017年相場が終わった状態です。米税制改革法案も成立し、22日にトランプ大統領の署名も終わっており、欧米の投資家は安心してクリスマス休暇入りしています。よって突発的なファンダメンタル要因が生じなければ、レンジ相場で小動きの展開が続く可能性が高い、と考えられます。


ユーロ/ドル日足チャート

まとめ

アメリカの税制改革への実現期待から、2017年の後半戦の株式市場は大きな上昇を見せたものの、為替市場は大きな動きを見せることはありませんでした。そして税制改革法案が成立した状態で2018年はスタートすることになります。

2018年の為替市場は値動きを取り戻すことができるのか、それとも引き続きボラティリティが低い状況が継続するのでしょうか。

2017年最後の取引となる今週の値動き及び最後の値位置に注目し、来週からの2018年の取引にも備えたいと思います。

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