FX初心者が知っておきたい知識、教科書が通じないケースも多い

FX初心者が知っておきたい知識、教科書が通じないケースも多い

物事を始めるには最初は教科書的な存在で勉強するのが、最もスムーズに進みます。しかしながら為替相場が相手のFXトレードでは、必ずしも教科書に記載の内容が正しいとは限らないケースも発生します。

教科書的な内容も踏まえつつ、融通無碍な相場を相手とするには、時として教科書の内容を離れる必要もあります。

教科書的なFXの内容も解説しつつ、実際には教科書的な内容では対応できないケースも多いFXトレードについて、最初の取り組み方などを解説いたします。

ローソク足、相場の原点とも言うべき存在について

FX初心者は、チャートを見てまず最初に何をどう読めばいいのか、戸惑うのが通常です。

FXのレートの変化はチャートに出せばティックチャートという、ただの波形に過ぎません。
これではとらえどころがないため、色々工夫されて「ローソク足」が考案されました。これは日本人が発明したもので海外では「(Japanese) Candle Stick」と呼ばれます。

他にも鍵チャート、バーチャートといった種類があります。まずは「ローソク足の見方」を勉強するのが常道、王道手法となります。

但し、ローソク足自体も既に1つの分析手法である事を忘れてはなりません。

実際、ローソク足だけで相場を判断する手法が複数存在しています。有名な手法としては「酒田五法」があります。これも日本人が考案したものとなります。

詳細はココでは記しませんが、使い方次第でかなり有効な分析手法です。ただしローソク足には欠点が存在していることも、事前に知っておくべきです。

ローソク足は一本の足に一定期間の動きを全て集約しています。大きな流れ、トレンドを見極めるのには重宝されますが、逆に、細かいところでの動きが目立たない、といったマイナス面も存在しています。

知っておきたいエントリーの種類

FX初心者がトレードを始める前に覚えるべき事は、「エントリー」の方法にはいくつか種類があるという事です。

「今この瞬間、買い、売り」というのは「成行」といいます。FXの相場は常に動いてます。よって、今!、といって指示を出しても実際には上下いずれに動いてから注文は受理されます。つまりは「お任せ」エントリーとなります。

「成行」とは別に、売り買いしたいレートをシッカリと指定する事もできます。これには「指値」と「逆指値」があります。どちらもエントリーしたいポイント、エントリーした後の決済ポイント、損切りポイントの3つを同時に指定できます。

「指値」とはいわゆる「逆張り」手法で使用する方法で、あるレートまで「上昇したら売る」、「下降したら買う」注文となります。「逆指値」はトレンドフォロー手法で使用します。
あるレートまで「上がったら買う」、「下がったら売る」という事で、「指値」とは逆になります。

どちらがよい・悪い、という事ではなく、それぞれのトレード手法に基づいて選択するのが通常です。売りも買いも両方エントリーする、「両建て」と呼ばれるエントリー方法も可能ですが、特殊な手法のため、初心者が深い考えもなしには、手を出さないほうが賢明です。

ファンダメンタル情報は取り扱い注意

FX初心者が陥る罠に、ファンダメンタル情報があります。ファンダメンタルとは世界中で起こっている人間社会の現象、政治経済、争い事等を指します。そしてそれの減少が為替市場に与える影響を考えてトレードを行うのが、ファンダメンタルに基づくトレードとなります。すべての事がマーケットに影響している、との考え方が背景にあります。

マーケットは既に「織り込み済み」などと表現されます。自然災害など突発的な事はリアルタイムで反応しますが、時に経済的な、ある程度予測できる事象については、個人投資家の予想などよりさらに先読みされてしまっているのです。将棋で何手先まで読んでいる、とったイメージとなります。

毎月時刻も決まって発表される経済指標などで、それは顕著となります。指標が改善した、前より悪くなった、という事で反応するのではなく、既に発表されている「予測値」よりどうだったかに反応する、との話はご存知の方も多いでしょう。

このようにマーケットでのファンダメンタル情報は常に先を読んで既にそれがマーケットに現れている、或いは既に反応済みである事が多いと言えます。従って初心者が巷のニュースを見聞きした時には、既に遅いと言うことになります。


ファンダメンタル情報の取り扱いにはご注意を

前のトレードの感情を引きずらない

FX初心者が肝に銘じる必要がある事は、「マーケットは自分の思い通りには動かない、寧ろ希望とは逆方向に動く」という事です。

どちらかの方向へ動いてくれる事を“祈って”エントリーすることもあるでしょうが、「神頼み」したところで期待通りには動いてはくれません。

寧ろ裏切られてばかりで、「まるで自分のトレードを他人に見られているようだ」と錯覚し、落胆の言葉さえ出てしまいます。ただし、「期待」するなと言われてもそれはかなり難しい事です。

エントリーして決済値、損切りもちゃんと予約できたのであればできるだけチャートから離れましょう。可能であれば「指値」、「逆指値」で予約売買する事をお薦めします。

チャートを見続ける事は体力、知力、気力、全て減退していきます。トレードすればするほど「負の連鎖」も生じます(特に負けた際)。負けたのであれば、続けてエントリーして次に勝てる確率も減少していきます。

マーケットは幸い24時間、休み無く動いています。よってチャンスは何回でもやってきます。「もっと取れたのにー」とのタラレバは意味はありません、寧ろ勝ち逃げしたことをもってヨシとすべきです。

ひとつひとつのトレードは、勝っても負けても必ずそれで終了。次のトレードに引きずらないことが必要不可欠となります。

トレードルール=べからず集

FX初心者は、当初は気力も体力もあります、よってかなり前のめりでトレードされる事でしょう。ただしそうはいっても、限界はあります。メリハリをつけたトレードを心がけて下さい。

為替市場は24時間動いているとは言え、活発な時間帯、そうでもない時間帯など、様々です。それはアジアから夜が明けて、ヨーロッパ、アメリカへと時間は流れていく事で発生します。

具体的には株式市場のオープン時刻、クローズ時刻が節目になります。為替市場と各国の株式市場の区切りというのは、ほぼ同じように移り変わっていきます。FX自体は特定の場所で取引されているわけでないので、ある程度漠然とした時間帯で推移していきます。あとは経済指標の発表など、いわゆるファンダメンタルな事象を意識して、できるだけ指標発表のタイミングを避ける事が大切となります。

トレードルールというのは、ほぼイコール禁止事項だと理解するのが簡単です。この日、この時間帯はトレードしない、この通貨ペアは不安定なのでトレードしない等、それがリスク回避策であり、相当重要なポイントとなることは、覚えておいて損はありません。

教科書通りには動かない為替市場

FXマーケットはそれぞれの通貨ペアの相対的な動きでしかないため、株などと違い「買われすぎ」、「売られすぎ」といった指標がそのまま効果が現れにくいと言えます。

FX初心者は一般的なテクニカル指標、中でもオシレーターと呼ばれるものを使って、「ここまで上昇した(下降した)のでそろそろ反転する」という事を、ストキャスティクス・RSI他のオシレーターで判断する、と教わることになります。

BOX相場、レンジ相場と呼ばれる相場には有効性があるため。手法として間違いではありません。問題は、FX初心者にとっては今からトレードする時間帯もBOX相場が継続するのか、或いはブレイクしトレンドが発生してしますのか、判断が難しいという事です。これを見極めるには更に他の判断が必要です。

トレンドライン、フィボナッチ・リトレースメント、PIVOT、或いは直近の高値、安値などのサポレジ判断、時間帯の判断、経済指標の発表タイミング等、様々な観点から検討を加える必要があります。このようにマーケットは「教科書」通りには動かない、という事を肝に銘じる必要があります。


教科書通りにいかないのがFXトレード

まとめ

FX初心者は、少しでもFXの経験があれば知っているハズのことを知らないケースが多くあります。市場で勉強代を払うことで、嫌でも身につくことが多い訳ですが、事前に経験者の話に耳を傾けることで、不必要となる勉強台も少なからず存在しています。

たしかに実戦で身につくことの多い知識、経験も多くあります。しかしながら、FXトレードにおいては、事前に知るべきことが多岐に渡っており、それは教科書には記されていないケースも多くあります。

上記を実践の前に知ることで、ホンの少しFXトレーダーとして前進することができます。是非参考になさってください。

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