9月9日の週のBTC/USD市場、レンジ相場の起点からの再スタートに

9月9日の週のBTC/USD市場、レンジ相場の起点からの再スタートに

ゴールドマサックスの仮想通貨を巡る報道により、BTC/USDは急落。8月後半の上昇を打ち消す程の下落となってしまいました。

結局はレンジ相場の起点に戻ったBTC/USD,起点からの新たな値動きが、上下いずれに生じるのか、今週からの値動きが注目されます。

先週の振り返り

3週間続いた陽線から一転、先週は大きな陰線を描いて下落した週となりました。陽線3本分を殆どカバーする陰線となり、8月の上昇を先週1週間で殆ど吐き出してしまった形です。


・BTC/USD週足チャート
※チャート画像はCrypto-Xを利用(以下同様)

5日(水)に外部報道機関による、ゴールドマンサックスのビットコイン取扱延期が報じられると、BTC/USDは急落を開始。その下落は4日連続する事になりました。

最終的にゴールドマン自身が報道を否定する発表を行い、未成熟な仮想通貨市場らしい値動きと材料になりましたが、8月の上昇分を全て打ち消すほどの下落となった事実に変わりはありません。

BTC/USDは6月以降6,000ドル付近が底となり上下を繰り返している状況が継続しています。結局今回の下落も6,000ドル割れ目前で折り返しとなり、6,000ドル付近が投資家から意識されているという点が、再認識される結果となりました。


・BTC/USD日足チャート

6,000ドル前半は6月以降、相場の起点となっている値位置であり、再び相場の起点に値を戻し9月9日以降の相場がスタートすることになります。

今週のBTC/USD市場

6月から続くレンジ相場のスタート地点に戻ったBTC/USD市場ですが、今週は再度相場のスタート地点から上下いずれに進むのか、という点が大きなポイントとなります。

SECによるETFの承認延期判断も、ゴールドマンサックスのビットコイン取扱延期報道(最終的にはゴールドマン自身が否定)も、冷静に考えれば現実自体には何ら変化がある訳ではありません。極論すれば噂で売られた状態です。

期待感が剥落して現実の姿に戻っただけ、と考えるなら、良くも悪くも仮想通貨を取り巻く現実に変化は生じていないため、BTC/USDの下落は限定的と考えることができます。

一方で6,000ドル台の下方ブレイクのチャレンジは累計4度目となります。さすがに4度目のチャレンジであり、今回ばかりは下落方向に抜ける可能性も否定できません。しかし堅い6,000ドル付近の壁が存在しており、やはりファンダメンタル的な要因の発生が、下落の契機となる可能性は高い状態です。

これまで複数回に渡り相場を押し返してきた6,000ドル付近のサポート&レジスタンス(サポレジ)は、その堅さゆえ崩れる際は一気に値動きが生じる可能性が高いと言えます。よって下落が確定した際は、大きな値動きを伴いながらの下落の覚悟が必要となります。値ごろ感から買いを入れてそのままポジションを放置すると、一気に含み損が広がる危険なケースが予想されます。

最終的に上に行くのか、遂に下に存在するサポレジを割れてしまうのかは分かりません。ただし足元は節目価格に位置しているという認識は必要不可欠です。特に下落方向に相場が進む際は、一気に相場が走る可能性があるため注意が必要となります。

フィボナッチ・リトレースメントが効いている

直近の高値と安値にフィボナッチ・リトレースメントを引いた週足チャートが下記となります。


・BTC/USD週足チャート

リトレースメントで見ると78.6%レベルである6,300ドル付近で値が抑え込まれている状況です。先週もリトレースメント78.6%で下落は止められ、実体部分は78.6%レベルを維持したまま、週が開けています。

フィボナッチリトレースメント78.6%は、相場の最後の砦として機能するケースが多くあります。今回のBTC/USDの値動きもリトレースメント78.6%が砦となり、安値を更新する程の下落発生に至っていない、という現実も見て取ることができます。

ただし最終防衛ラインの攻防と考えれば、最終防衛ラインが突破されると、一気に下落が始まるリスクも十分認識すべき状況です。

まとめ

先週の値動きの結果、7月の行って来い相場に続き、8月の上昇分も結局行って来いの相場となってしまいました。

BTC/USDはレンジ相場の動きであり、サポート&レジスタンスで待ち構えての逆張りが、非常に有効に機能する局面です。しかしながら特に下落の場合は、サポレジが割れると一気に下落する可能性があります。

基本的な市場の認識としては、9月末の予定のSECによるビットコインETFの承認判断待ちです。よって当面は大きな動きが生じない可能性があります。

6,300-400ドル付近で値動きが停滞の可能性もありますが、足元は方向性に変化が生じやすい重要な値位置にある、という点は十分に認識した上で取引を行うべきと考えます。

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