8月12日の週のBTC/USD市場、5,700ドル台の6月安値を割れてしまうのか?

8月12日の週のBTC/USD市場、5,700ドル台の6月安値を割れてしまうのか?

BTC/USDが1週間で約1,000ドルの下落。SECがビットコインETF判断を9月に先送りの結果、再び6月の年初来安値を伺う水準にまで下落しました。

トルコリラが急落の中、市場関係者の多くが夏休みを迎える今週、市場の急変への用心が必要です。

先週の振り返り

先週のビットコイン市場の話題は何と言っても、8月と言われていたSEC(アメリカ証券取引委員会)によるビットコインETF承認判断の9月の延期。

既にビットコイン先物で実績のあるCBOE(シカゴ・オプション取引所)によるビットコインETF承認への期待感が高く、7月はビットコインETF承認の期待感を材料に仮想通貨全体が上昇しました。

しかしSECが、判断を9月に延期する、と発表後、それまでの期待感が一気に剥落しビットコインを始めとする仮想通貨市場は急落。

関連記事:ビットコインETFの判断が9月に延期され仮想通貨が急落

BTC/USDも大きく下げ、結局1週間で約1,000ドルの下落。週足で2本続けて陰線となり、6月の6,000ドルを巡る攻防が再び開始されることになりました。

リップル(XRP)のように、年初来最安値を更新、という程の下落ではないものの、6月の年初来最安値更新を再び伺う値位置までの下落しています。


・BTC/USD週足チャート
※チャート画像はCrypto-Xを利用(以下同様)

フィボナッチ・リトレースメント78.6%で下落が止まる

6月の安値と7月の高値の間にフィボナッチ・リトレースメントを引いたものが下記となります。


・BTC/USD日足チャート

2週続けて大きな下落となりましたが、先週の下落でリトレースメント78.6%に到達。同水準は進んでいた相場が一旦反転し易い値位置です。若干行き過ぎて戻った状態ではありますが、リトレースメントの教科書的な値動きと言えます。

ここで踏ん張り再度上昇に向けた値動きを見せる事ができるのか、それとも6月安値を割れてしまうのか、BTC/USDは正念場を迎えています。

今週のBTC/USD市場

今週のBTC/USDの見どころは、6月の安値を割れるか否か、という点にあります。2週間で8,000ドル台から、一時は6,000ドル割れまで下落したBTC/USDですが、6月24日に記録した年初来安値5,700台が目前に存在します。

先週の下落はファンダメンタル的に考えれば、ビットコインETFの承認判断が9月に延期された“だけ”とも言え、年初来安値を更新する程のファンダメンタル的な変化は生じていません。よって年初来安値更新の可能性は冷静に考えれば低いと言えますが、XRPのように年初来安値を更新している仮想通貨も存在しており、また相場は行き過ぎるが常なので、年初来安値更新への備えも必要です。

6,700-6,800ドル台への上昇なるか?

フィボナッチ・リトレースメントの61.8%となる6,700-6,800ドル台は、6月から7月にかけてサポート&レジスタンスを形成した値位置です。

よって今週以降、下は年初来安値の5,700ドル台、上はサポレジを形成した6,700~6,800台のいずれに到達するかが、大きな注目ポイントとなります。

それらの値位置に到達後、再びレンジ相場を形成するのか、新しいブレイクが生じるのかが注目されます。

トルコリラの急落、ビットコイン価格への影響の可能性も

先週、アメリカがトルコに対し鉄鋼とアルミに対し、追加関税措置を取ると発表したのをきっかけに、トルコリラが一気に下落しました。

仮想通貨、特に最大の取引量を誇るビットコインは既に世界の金融市場の一部に組み込まれています。トルコリラの大幅下落を契機に、金融市場に大きな変化が生じる可能性があります。

今週は世界的に市場関係者も8月の夏休みであり、各金融商品は一方向に進む等、荒っぽい値動きとなる可能性があります。そんな中でのトルコリリラ暴落であり、ビットコイン市場への影響も想定する必要があります。

よってトルコリラ暴落という外部要因により、5,700ドル台から6,700-6,800ドル台のゾーンが破られる可能性があります。仮想通貨からは遠く離れたトルコリラですが、その下落は他人事とばかり言ってはいられないので、トルコリラの行方も留意する必要があります。

まとめ

日本ではお盆を迎える今週は、世界的に見て市場関係者が休みを取るケースが多いため、各金融市場いずれも値動きが閑散となるのが例年のパターンです。

しかし今年は上述のように、トルコリラが既に暴落しており、今週からその影響が一気に広がる可能性があります。

2週続けて大きな下落を見せたBTC/USDは、さすがに今週一旦反発を見せるのか、それとも年初来安値を更新してしまうのか。トルコリラの状況もフォローしつつ、値動きに注目したいと思います。

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