7月22日の週のBTC/USD市場、値動き停滞の可能性が高い

7月22日の週のBTC/USD市場、値動き停滞の可能性が高い

今週のBTC/USDは1,000ドル以上急騰し、7,000ドル台を回復しました。今週スタートする7,400ドル付近の値位置は5~6月に値動きが停滞したゾーンとなります。またSEC(アメリカの証券取引委員会)によるビットコインETF組成の可否判断を8月上旬に控え、積極的にポジションを取りにくいタイミングです。

今週のBTC/USDは先週から一転し、値動きが停滞する可能性を踏まえた上で取り組む必要があります。

先週の振り返り

先週はニュース記事でも解説の通り、BTC/USD市場は大きな上昇を見せ週足で長い陽線を形成し、1週間で1,000ドル以上の上昇を見せました。4月第2週の大幅な上昇以来、約3か月以上の時を経ての大幅上昇となりました。


・BTC/USD週足チャート
※チャート画像はCrypto-Xを利用(以下同様)

日足で見ると先週の14日(土)以降6日続けて陽線を形成。特に16日(月)と17日(火)に大きな上昇となり、その後は上昇がストップしたものの、上昇後の7,400ドル付近の値位置を維持しました。

今週スタートする7,400ドル付近の値位置は、5月下旬から6月上旬に値動きが停滞したゾーンであり、チャート的には値動きが停滞するゾーンです。よって次の上下いずれかの値動きが生じる前に、前回同様2~3週間程度は値動きが停滞する可能性があります。

今週のBTC/USD市場

先週の急上昇を受けてのBTC/USD市場ですが、既述のように現状の値位置は5月下旬から6月上旬にかけて一旦値動きが停滞した値位置です。よって今回も再び値動きが停滞する可能性があります。急上昇後にスグに再上昇となる・下落し行って来いとなる、という可能性のみならず、当面レンジ相場が推移する可能性も考慮に入れる必要があります。

更にファンダメンタル的には、先週のBTC/USDの急騰はCBOE(シカゴ・オプション取引所)によるETF組成の動きが材料視された影響もあります。CBOEのETF組成については、SECが8月上旬にその承認の可否を判断する、と報じられており、結果が出る8月上旬までは投資家としては取引に手が出しにくい状態です。

過去値動きが停滞した7,400ドル付近という点、CBOEのETF組成についてSECの判断待ちという点の2点を考えれば、現状の値位置で少なくとも8月上旬まで推移する可能性は充分にあると考えられます。

上昇トレンド入りしつつあるBTC/USD

平均足スムーズドで現在の相場状況を分析すると、足元では上昇トレンド入りしつつある姿が浮かび上がります。

4時間足では先週の急騰を受け、平均足スムーズド3本は完全に青色に転換しており、上昇トレンド状態です。4時間足ベースで完全に平均足スムーズドベースでトレンド状態となったのは4月以来となります。


・BTC/USD4時間足

更に日足においても19日(木)に平均足スムーズドの2本目が青色に転換。2日に渡る急騰の後、値を崩すことなく維持されたため、日足ベースでも平均足スムーズドの2本目が青色となり、完全なトレンド状態入りまで、平均足スムーズド残り1本の転換のみとなっています。


・BTC/USD日足

長期の平均足スムーズドが8,000ドル付近に位置しており、3本目の青色転換を果たすにはもう一段の上昇が必要です。ここから先、更なる上昇となり3本すべて平均足スムーズドが青色転換し、日足も上昇トレンド状態に突入となるか注目されます。

尚、4月後半に一度日足の平均足スムーズドが3本ともに青色となったタイミングがありましたが、その際はすぐに下落しており、トレンド状態は約2週間で終了した経緯があります。

総合的には、足元の状況から一旦レンジ相場入りする可能性が高いものの、トレンドとしては徐々に上昇トレンドに傾きつつある、と言える状態です。

まとめ

先週急騰したBTC/USDですが、値動きが停滞し易い値位置、そしてSECによるビットコインETFに対する判断待ちであり、無理して手を出す必要のない位置にあると言えます。

ただし足元でのトレンドは徐々に上昇に向きつつある、という現状認識は必要です。

まず今週は先週の急騰を受けて、一旦値動きが停滞するかどうか、という点を中心にBTC/USD市場をフォローしたいと思います。

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